個性と仕事の架け橋!COP組織のコーチングスタッフとは?

個性と仕事の架け橋!COP組織のコーチングスタッフとは?

2025.07.10
キャリア「はたらく」を楽しくはたらき方 管理

こんにちは!Works Human Intelligence(WHI)の採用広報担当大木です!

今回は、WHIの多様な働き方の一例として、全社の仕事を支えるCOP組織とそのコーチングスタッフという役割についてご紹介します!

現代のビジネス環境では、さまざまな視点や経験を持つ人々が集まることが、企業の成長を支える大きな力となっています。
Works Human Intelligence (WHI)では、あらゆるバックグラウンドを持つ社員が、「Fair Treatment & Equal Opportunity」の考えのもと、それぞれの個性を発揮することを重視しています

1. COPとは?

COP由来.png
Challenged Operation Center と Collaboration Partner 
の2つの意味を持つ組織です。

様々な障がい特性を持つメンバーとコーチングスタッフで構成されています。
チームの方針は「各組織の良きパートナーになること」。社内のあらゆる組織と連携し、一緒に生産性を上げていくことを目的に様々な業務に取り組んでいます。

2. コーチングスタッフとは?

COPメンバーの就労支援、サポート、業務アサイン、相談対応、業務フォローを行い、二人三脚でメンバーの成長をサポートする社員のことです。
さらに、会社内だけではなく外部との連携(就職する前に通っていた学校や支援機関など)も行い、メンバーがよりよい環境で働けるように多方面からサポートしています。

3. 業務内容

COPではメンバーそれぞれの特性にあった業務が割り振られます。
その内容は、私たちの働くオフィスの環境整備や効率よく業務を行うためのサポートなど、多岐にわたります。下の図はCOPが対応可能な業務の一覧です。

COPmenu.png

私が特に印象深く感じた点は、業務内容が幅広く、固定化されていないことです。記載された業務にとどまらず、COPは「困ったことがあればどのようなことでも承ります」という姿勢で、多岐にわたる依頼を積極的に受け付けています。​​​​​

4. コーチングスタッフの方にインタビューを行いました!

しかし、これほど多岐にわたる業務内容をどのようにアサインしているのか、また働く環境や組織はどのように成り立っているのか、疑問に思われるのではないでしょうか。(私自身も非常に気になりました!)
皆様の疑問を解決すべく、コーチングスタッフの方にお話を伺い、組織運営の詳細について紐解きます。

なぜこんなに幅広い業務の対応が可能なのですか?
多種多様な業務を集めるために様々な工夫をしています。まずはCOPに何が依頼できるかを知ってもらうために「COPメニュー」という社内サイトを作成しました。
また、Slackチャンネルで依頼受付をすることで、多くの人の目に触れるようにして「こういうのも頼んでいいんだ」と思ってもらえるようにしています。メニューにある業務以外もできることはたくさんあるので、各部門への声掛けも行っています。

—— 多方面から依頼を収集しているから業務内容が様々なんですね!
   私もSlackで依頼したことがあるのですが、他の人に知ってもらうための意図もあったとは驚きです!

業務はどのように割り振っていますか?
業務の割り振りは、単にルーティンワークに固定するのではなく、メンバーそれぞれのスキルや特性、そして成長を考慮して行われます。
依頼内容を見て、どのメンバーが遂行可能かを判断します。過去の経験やメンバーのスキルをまとめた「スキルマップ」なども参考にして検討しています。
メンバーの得意なことをメインに業務を割り振るということですか?
納期に余裕がある場合は、まだそのスキルが不十分なメンバーであっても、挑戦したいという意志を尊重し、あえて業務を任せ、練習を通じてスキル向上を促すことがあります。失敗しても他のメンバーやコーチングスタッフがリカバリーできる体制と環境があるので安心して挑戦してもらうことが可能です。
ここで大切にしているのは「無理に苦手を克服させる」のではなく、「できることを増やしてもらう」というスタンスです。コーチングスタッフのミッションは「メンバーの成長を促し続けること」です。そのため、できることだけではなく、今はできないことにも挑戦してもらうことで一人ひとりの成長を促します。

—— WHIは一人ひとりの挑戦を支援し成長しやすい環境が整っているなと私もよく感じます!
   部署関係なくその文化が根付いているんだなと改めて認識することができました。

一般的な障がい者就労支援で知られる「ジョブコーチ」とWHIのコーチングスタッフは何が違うのですか?

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「ジョブコーチ」の役割(仕事のサポートを横について行う)はもちろん担いますが、それに加えて、ときには上司や先輩、教師のように接したりCOPの取り組みを企画したり幅広い役割を担っていることが特長です。

例)
・依頼業務の集約、進捗管理、納品管理
・メンバーが活躍できる場を増やすために、社内業務の発掘や、業務を依頼してくれる部署との連携
・メンバーの活躍を促進するための制度設計(評価制度、短時間勤務の導入など)

—— 業務サポートのみならず、営業や人事、企画など様々な役割があるんですね!

普段どのような想いを持って働いていますか?
COPメンバーに「楽しく働いてほしい」という気持ちが一番です。自分が活躍できる場所を見つけ、自己実現し、誇りを持って働いてほしいと常に思っています。これは障がいの有無にかかわらず、部下を持つ上司として誰でも同じ想いではないでしょうか。
そのための環境作り、活躍できる場の提供、やりがいのある仕事の創出、制度(評価制度や給与報酬制度)の改善などは、コーチングスタッフが努力すべきことだと考えています。
最後に、今後COPをどのような組織にしていきたいですか?
HRテックのリーディングカンパニーとして、障がい者雇用においても「リーディングカンパニー」となることを目指しており、COPメンバーが生き生きと働ける組織にしたいです。
そのために、雇用率だけでなく、障がい者の方々への支援体制、システム、環境を他社から「すごい」と思われる状態にすることを目指しています。
最終的なビジョンは、「COPメンバーが当たり前に現場社員の隣に座って働いている世界」、それが何も不思議ではない世界を実現することです。
この実現に向けて、COPメンバーのできることへの理解を深めるための情報発信に力を入れ、将来的な現場配属の可能性を広げ、環境を整備していきたいと考えています。

5. まとめ

WHIでは、多様な個性を活かせる職場づくりを大切にしています。
今回はその一例としてCOPという組織について紹介しました。

COPは社員の業務をサポートし、私たちの働く環境をよりよくしてくれる組織です。そして、COPメンバー一人ひとりが社会人としても成長できる環境を整えるためにいるのがコーチングスタッフです。メンバーのスキルや意志を尊重し、成長を支え、ともにチャレンジするその姿勢があるからこそ、メンバーも安心感を持ちながら多様な業務に取り組めているのだろうと感じました。

余談ですが、「あなたのそばにCOP」という連載記事が社内で発信されています。
初めて見たとき、とても素敵なタイトルだと思ったんです。
記事の1つでは、CHRO(最高人事責任者)とCOPメンバーとの座談会の様子が掲載されており、和やかな雰囲気で安心感や親近感を持つことができました。それを読んでCOPの方々とより一層一緒に仕事をしていきたいと感じたこともあり、今回の記事ではCOP組織について取り上げました!

以上、COPとコーチングスタッフの紹介でした!
この記事でCOPの魅力が伝わっていたら嬉しいです!

次回の記事もお楽しみに!

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