
WHIの育休取得率が高いワケ 育休経験者座談会に密着!~前編~
2025.08.28こんにちは!Works Human Intelligence(WHI)採用広報担当です。
WHIでは「Fair Treatment & Equal Opportunity」という思想のもと、社員一人ひとりが多様な考えや価値観を受け入れ、互いを尊重しながら相乗効果を発揮していける組織風土の実現を目指しています。
本記事では、先日WHI社内で開催された「育休取得経験のある男性社員の座談会」の内容をご紹介します!
この座談会は、DEI(Diversity, Equity , Inclusion)を推進する「ともつくカフェ」というプロジェクトの活動の一環で行われたものです。プロジェクト名の「ともつく」とは「共に創る(未来)」を略したもので、社員同士が対話し、考え、行動するきっかけとなるような場づくりを目指して発足しました。
育休取得率の全国平均をご存じでしょうか?厚生労働省の調査によると、2023年度の育休取得率の全国平均は、女性が84.1%・男性が30.1%(※)でした。そんな中、WHIでは女性が100%・男性が77%と、顕著に取得率が高いことが分かります。
※厚生労働省「令和5年度雇用均等基本調査」令和6年7月31日
なぜ、そんなに男性育休取得率が高いのか?
本記事では、その背景を明らかにすべく、男性社員たちのリアルな育休取得に関する声をお伝えします!
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1. 参加者紹介

2. 座談会
――育休取得のきっかけや背景はどのようなものでしたか?
金子:
周りの上司や周囲の社員が取得していたことがきっかけです。環境に感謝ですね。
内城:
全く同じです。育休は当たり前に取るものだと思っていました。
当時の部門長が積極的に取得されていたり、別の上司からも後押ししていただいたり、とてもありがたかったことを覚えています。
――キャリアへの不安や周囲に遠慮してしまう気持ち等はあったのでしょうか。
金子 :
復帰時にちゃんとパフォーマンスを出せるのか?という不安はありましたね。
ですが、実際に活躍されている方もいらっしゃいますし、今振り返ると考えすぎだったなと思います。
内城:
“育児”というものに、よく分からないけどとても大変だという認識があり、自分のキャリアの中でやりたいと思っていたことができなくなるとか、そういうものがあるかもと漠然とした不安はありましたが、考えすぎでしたね。
福家:
私はそういった気持ちは特にありませんでした。
他のチームメンバーが育休を取得する際「すみません。育休のためご迷惑をおかけします。」とチーム全体へ伝えていました。その時、先輩が「謝る必要はない、当たり前だ。何も迷惑なことはない。」とおっしゃっていました。それを見た時「ああ、良い会社だな」と、とても前向きな気持ちになり、自身も心置きなく取得できました。
前職では、自分が抜けてチームが回るのか?という不安があったのを覚えています。実際に、メンバーへの負荷を考えると後ろめたさを感じてしまい、結局取得できなかった経験もあります。
――やはり周囲の反応や環境はとても影響があるんですね。
――では、実際に育休を経て復帰し、変化したことはありますか?
プライベートや仕事においての変化や、苦労されていることなどがあれば教えてください。
金子:
復帰直後はパフォーマンスが上がりきらず、本当にこの先大丈夫かな…とモヤモヤしていた時期がありました。皆さんいかがですか?
内城:
仕事と育児の両立に慣れるまでは大変ですよね。数か月経つと徐々にパフォーマンスも戻り、状況にも慣れたような気がします。
子どもが生まれてからの心境変化という点では、メンバーにもより良い人生を送ってほしいなと思うようになりましたね。メンバーにもちょっとした親心を持つようになりました(笑)
金子:
あとは、育児をされている方の気持ちを理解できるようになったと思います。
私も復帰当時は両立に悩んでいて、上司に相談した際には、その方の経験やお話を聞いてとても気が楽になったのを覚えています。なので、自分も周囲に対して経験を伝えていきたいなと、今日改めて思いました。
お客様と相対する仕事の時、例えば、緊急度の高い突発的な対応が発生した場合はどう両立されているんですか?
福家:
うちはパートナーが家事専業なので、基本的には任せていますね。
内城:
うちは共働きなので、急遽お迎えが発生したときは、僕が業務調整をしてお迎えに行き、パートナーにも並行して帰ってきてもらって、その後の対応をお願いしています。
紀:
うちは幸い二人とも在宅勤務なので、できる方が対応していますね。もちろん親の目の届く範囲でですが、たまに小学生の子どもが下の子の面倒を見てくれたりしています。
福家:
微笑ましいですね。素敵です!
――ご家庭ごとに様々な工夫をされているんですね。
――ちなみに、育休取得は自由ですが、逆に“取らなければいけない”という価値観・環境みたいなものは感じますか?
紀 :
WHIには、選択の自由を尊重する文化があるので、取る・取らない、そこから影響するキャリアをどうしたいか、をフラットに会話できていると思います。
福家:
周囲には、取得経験がある・ない人のどちらもいるので、様々な角度からお話を伺うことができますよね。
内城:
そうですね。何か強制力が働いているわけではないですよね。
家庭の事情なので、取らないという選択肢も当たり前にあると思います。
紀:
ですが、何か不安やデメリットを感じて、取得を諦めることがあるのであれば、ぜひ相談して一緒に考えたいなと思っています。
内城:
その要因が仕事なのであれば、一緒に解決できるかもしれないですね。
――育休取得によって、他社員に負荷がかかったり、ネガティブに捉える方がいたり、マイナス面があったりしますか?
紀:
上司や先輩の育休は組織の成長機会と捉え、うちの部署は、育休を取得する人のフォローはメンバーにお願いすることが多いです。例えば、マネージャーが育休を取るのであれば、そのチームメンバーの1人にマネージャー代理をしてもらう形です。そうすると、意外にも、普段お世話になってる先輩や上司のフォローを自分ができるんだ!と前向きにやってくれます。
福家:
一つ上のキャリアを経験できるのは、めちゃくちゃ良い機会ですね。
紀:
そうなんです。
また、その方が復帰されたら同じポジションに戻っていただくので、復帰後の席がなくなる、なんてこともありません。
――なるほど。とても良いソリューションですね。
金子:
うちの部署も、必ず代わりの方が入ってくださり、その方の成長にも繋がるようなサイクルがうまく回っていると思います。
福家:
あとは、普段から一人で案件を担当するのではなく、誰かと一緒に担当しているので、穴が空くということはないですね。引継ぎもある程度すれば問題ありませんでした。
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3. 前編はここまで
前編はここまで!いかがでしたか?
後編では、前職から積極的にDEI推進をされてきた、パートナー部門執行役員の清水 嘉子さんを交え、高い育休取得率を支えるWHIの企業文化や環境について意見交換する様子をお届けします!
お楽しみに✨