
役員が紐解くDEI文化 育休経験者座談会に密着!~後編~
2025.08.29こんにちは!Works Human Intelligence(WHI)採用広報担当です。
前編の記事はお読みいただけたでしょうか?
https://www.career.works-hi.co.jp/column/25/
前回は、WHIの育休取得率が高い理由に迫るべく、育休経験者に育休にまつわるエピソードや想いを語っていただきました。
後編となる今回は、前職から積極的にDEI推進をされ、2025年2月にWHIに入社された執行役員の清水 嘉子さんにご参加いただき、育休が活用されているWHIの企業文化や環境について様々な視点から紐解いていきます✨
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1. 参加者紹介(再掲)

2. 座談会 ~後編~
――清水さん、よろしくお願いいたします!
清水:
よろしくお願いします!
まず最初に伝えたいのが、良い意味でこの場がとてもカルチャーショックです!
前職でもDEI推進をしてきましたが、こんなにスムーズに参加者が集まることが素晴らしいです。忙しい中で自発的に時間を取って、こういった機会に協力することに対して惜しみないのが、進んでいるなと感じました。
世の中では、2023(令和5)年度の育休取得率は女性が84.1%・男性が30.1%(※)。一方でWHIは、女性が100%・男性が77%と取得率がかなり高いことが一目瞭然です。
※厚生労働省「令和5年度雇用均等基本調査」令和6年7月31日
それに加えて、お話を聞いていると、皆さんしっかり育休期間を取られていますよね。
どうしてこのようなことがWHIでは実現できたのか?皆さんはなぜだと思われますか?
福家:
前職では、営業1人で何十〜何百人のお客様を担当していたので、そもそも引継ぎがかなり困難でした。また、成果主義的で競争意識が強かったため、周囲が育休を取得していない中で自分だけ取得したら評価やキャリアへの影響が出るのではないか、といった印象も大きくありました。
WHIは情報をシェアしながらチームで案件を進めるので、そのような印象があまりないですね。
清水:
私も前職で営業部門にいたので理解できます。
担当のお客様の分担だけでなく、ノルマや営業成績ごと引き継ぐことになるので、ハードルが高かったように思います。
そういった観点では、開発部門はどうですか?
内城:
うちの部門だと、業務が属人化しないように気を付けています。
属人化している業務があれば、分散させる動きが働いていて、誰かが急に休みに入ったとしても業務が止まらないような仕組みになってると思います。
清水:
なるほど。WHIは、育休などに関わらず日頃から業務への支障が出ないような工夫や取り組みをしているからこそ、取得される本人も周囲の社員も、育休を前向きに捉えられているんですね。
もう1つ、カルチャーショックを受けていることがあります。みなさん当たり前に朝や夕方に子育て時間の予定をカレンダーに入れてミーティングが入らないようにブロックしていたり、WEBミーティングにお子さんが登場したり。こんなオープンな会社はあまりないのでは?というのが正直なところで、WHIの文化はどのようにして形成されたのか、未だに謎が解けていないです。笑
福家:
WHIは、在宅勤務ができたり、フレックスタイム制で勤務時間を調整できたりします。もちろん業務の都合上、出社しなければならなかったり、特定の時間には始業しなければならなかったりしますが、基本的には自分で働く場所・時間を決めることができるが故に、他の人がカレンダーを見た時に「何をしている時間なのか」が明確にわかる方がお互いのためかなと思っています。
内城:
分かります。だからこそ、育児の大変さや自分のパフォーマンスへの影響など、育児に関してオープンにするようにしていますね。
紀:
うちの部門ではお互いの子どもと実際に会ったことがあるので、親戚のおじさんくらいの気持ちになりますね(笑)
清水:
なるほど。社外からきた方も刺激を受けるところですよね。
社員もご家族もお互いのことを理解してくれていて、家族ぐるみのエンゲージメントのようなものが素敵だなと思うんです。ここまでオープンにして、それを受け入れる・認め合う文化は珍しいことですし、本当に幸せなことだなと感じています。
また、このWHIの素敵な文化は、今後ライフステージが変わったタイミングでも同じようにプラスにはたらいていくんだろうなと思いました。
実際、前職では、介護と仕事の両立に悩んでいる方も多くいらっしゃいました。育休だけでなく、介護休業や傷病休暇、時短勤務など、そのような場合でもうまく乗り越えられるのではと感じています。
――それでは最後に会の感想をお伺いできればと思います。
金子:
マネージャーを務めるようになり、今度は自分がメンバーを育休へ送り出す立場になりました。その時はどうやって対応すべきなのか迷っている部分がありましたが、今日皆さんのお話を聞けて、それぞれ立場が異なる中で色々なやり方があるなと勉強になりました。
福家:
シンプルに楽しかったです!
私は営業組織内の事情しか知りませんでしたが、このような文化が全社的に根付いていて誇らしいなと思いました。HRに関わっている企業として胸を張れるポイントですし、社内外問わずどんどん発信していくべきですよね。こういった座談会をもっと開催・発信して、悩んでいる方のサポートになれば嬉しいですし、周囲の社員への理解促進にも繋がるのではと思いました。
内城:
私もマネジメントをするようになり、各部署の工夫や実態を知ることができて勉強になりました。また、こういったセンシティブな話は記事等で目にする機会が少ないかと思います。今回お話した内容が記事になって、不安を抱えている人に対して“大丈夫だよ”と後押しできれば、とても嬉しく思います。
紀:
私は育休取得を取り巻く環境に不安をあまり感じていなかったので、逆にこんな不安を抱えている人もいるんだということを知ることができました。これらの不安を軽くできるように、さらなる環境作りをしていけたらいいですね。
清水:
これからもWHIの文化を言語化し、なぜそれが根付いているのかを紐解き、発信していきたいですね。
また、今日お話した不安や課題を、今後当社製品の「COMPANY」で解決できたらいいなと思いました!
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3. さいごに
いかがでしたか?
新たな発見や、参考になるお話があったのではないでしょうか!
清水さんが驚かれていたように、WHIでは当たり前のことも、外部の視点から見ると先進的だったり、独自の文化だったりすることを実感しました。また、会社の文化というものは、トップダウンだけでは形成されず、社員一人ひとりが理解し実践することで成り立っていくことをお伝えできていれば嬉しいです。
「ともつくカフェ」では、今後も様々な取り組みを通してDEIを推進していきます!
次回の発信もお楽しみに♪