
マネージャーインタビュー|逆算なしで切り拓く、新しいキャリア
2025.06.13こんにちは!Works Human Intelligence(WHI)採用広報担当です。
今回は採用広報グループのマネージャーとしてご活躍されている西野さんにお話を伺ってきました。複数の部署での経験をもとに、様々なチャレンジや現在のキャリアに至った背景など、率直に語っていただきます!

2017年新卒入社。
就活当時は、「自分主体でキャリアを選択できる人間になりたい」という思いから、成長できる環境を軸に就活。 WHIに決めた理由は、1年目から大手法人の経営層への提案を通して、視座の高いビジネスパーソンから多様なことを学ぶことができると考え、自身の視座が上がる環境だと感じたため。
入社後は、営業→カスタマーサクセス→採用と異なる部門への異動や、広報・開発などの他部門との兼務も経験。2024年には、採用部門内で採用広報グループを立ち上げ、マネージャーに就任。2025年にはさらにエンジニア採用グループの立ち上げを行い、2つのグループのマネジメントに従事。 お仕事をバリバリとこなすかたわら、おうちでは湊(みなと)くんというかわいい相棒と仲良し。(西野さんとの1on1では、かわいい湊くんが見れることも。)
↑相棒の湊くん
1.「やりたい」と思う気持ちが異動のきっかけに
- 西野:
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よろしくおねがいします!
きっかけは「上司からの推薦」と「自身の希望」の両方があります。
例えば、カスタマーサクセスコンサルタントから採用への異動では、当時「1社のお客様だけではなく広いターゲットに対して何かしたい」という、とてもふわっとした想いがありました。その話を聞いて、「採用部門ならそういうポジションがあるかもしれない」と上司に打診されて異動が決定しました。
一方で、採用部門と広報部門の兼務は自身で手を挙げて実現しました。採用部門では、新卒採用をメインで担当していましたが、次第に広報活動の重要性を感じるようになったことがきっかけです。その後、より採用領域の強化を行っていきたいという思いから採用広報グループを立ち上げてマネージャーに就任しました。2025年には、エンジニアの採用領域も強化していく必要があると考えてエンジニア採用部門のマネージャーも兼任しています。自分の適性を見極めてもらったり、課題意識を持ったりすることで様々な機会に恵まれてきたと思います。
2.印象に残っている経験
- 西野:
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特に印象に残っている経験は2つあります。どちらも自身にとって大きなチャレンジをしたとき、というのが共通してますね。
1つは、入社2年目の営業活動で大型案件を担当した時です。後輩と2人で数千万円規模の提案にチャレンジしました。
当時、提案を進めていく上で大きな課題だったのはお客様の中で現場と経営層で感じている課題にギャップがあるということでした。そこで、現場担当者の方には、私たちの作成した提案書をレビューいただいたり、経営層の方にヒアリングのお時間をいただいたりしていました。現場と経営層両方の視点からその企業にとって最適な提案は何かということを模索しました。結果も良い結果になり、「仮説→検証→修正」のサイクルが課題解決には必要だということや、経営層の視点を学べた機会でした。今振り返ると、この経験は今の採用広報やエンジニア採用の企画にも活きていると思います。
もう1つは、採用活動でのチャレンジです。
私が採用部門に異動したのは2020年ですが、当時は設立から間もない時期で、社外の方からの知名度なども何もない状態でした。(実際に2020年の新卒入社はわずか2名でした。)
一方で、会社の継続的な成長のためには、採用活動は非常に重要です。WHIとしてどんな方々に来てほしくて、その方々にとってどんな魅力のある会社なのか、それを知ってもらうためにはどうすればいいのかを考えて様々な施策を実行してきました。採用は初めての取り組みだったので、いきなりうまくいく施策ばかりではありませんでしたが、考えることと行動することを同時に行うことで徐々に施策の質が上がってきたと思います。
今では年間100名を超える採用につながりました。自分だけではなく、採用メンバー全員が同じ方向を向いていたのも大きな要因だと思います。
また、このときの功績が認められ、翌年にはCEO賞を受賞することができたのも印象的な理由の一つです。

3. チャレンジの支えは上司の存在
- 西野:
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そうですね。さっきお話しした内容は成果が出たものですが、たくさんの失敗もありました。お客様の課題を捉えられていなくて検討違いの提案をしていたとか、イベントを企画して蓋を開けたら全然人が来ていないとか…(笑)。
ただ、その中でもチャレンジを続けることができたのは、「上司の存在」が一番大きいです。失敗したからといって次にチャレンジをさせてもらえないという経験はなかったですし、常日頃からフォローや壁打ちをしてもらっていました。自由に動きつつも「この上司がいるから大丈夫」という気持ちで常に働くことができているのはとても感謝しています。挑戦を推奨する文化が根付いているからこそ「やりたい」を発信できますし、チャレンジし続けられると実感しています。
4. プレイヤーからマネジメントへのチャレンジ
- 西野:
- 正直、マネジメントはあまりやりたくなかったんです(笑)。私は領域問わず0から1を自分の手で作って自分で実行していくことが好きだったので、最初はプレイヤーとしてのキャリアを築きたいと考えていました。実際にこれまで広報系のプロジェクトも自分で上司に提案をして、自分主体で進めていました。ただ、より本質的な解決を目指して強化していくためには絶対に1人では達成できないと感じました。「組織をマネジメントすることで、やりたいことが実現できるなら」と思い、マネジメントにも挑戦してみようと考えました。実際に採用部門での成果は自分1人ではなく、メンバー全員の努力があってこそでした。自分1人では成しえないことを組織であれば成しえるという経験があったのも大きいです。マネジメントをやるからには自分も上司にしてもらったように安心してチャレンジできる環境をメンバーに提供していきたいと考えています。これが結果的にWHIの採用広報力の強化につながると思っています。
5.マネジメントキャリアにつながった経験
- 西野:
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常に課題意識を持って、主体的に解決策を考え続けたことだと思います。上司からは、困難な課題にも考え抜き実行できる姿勢や、成果にコミットする力、経験のない領域でも責任を持てる点が評価されたと聞いています。
また、自分のやりたいことだけではなく「組織や会社としてやるべきこと・解決すべき問題」に目を向けるようにしていました。初めから何かやりたいということが明確にあったわけではないですが、自分なりに課題を探していく中で「やりたい」が見つかってきたように思います。
あとは、降ってきたチャンスは取りこぼさないようにしています。「自分に合っていないかも」「自分には難しいチャレンジかも」と思ったとしても「その経験から何が得られるか」「どうやったら達成できるか」を考えるようにしています。想定外のチャンスは自分の今までの延長線上ではない個性や特性、スキルが見つかる機会だと思っていますし、その中で見つかった自分の個性ややりたいこともたくさんあります。(実際、入社前は採用に興味はなかったし、その後エンジニア採用に関わるなんて思っていませんでした笑)
常に新しいチャンスに恵まれているからこそ、今でもわくわくした気持ちで仕事に取り組むことができています。
6.挑戦しつづけられるキャリアを求めて
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――チャレンジと失敗を繰り返しながらも、課題に向き合い考えて行動し続けたことが、今の西野さんにつながるんですね。
最後になりますが、今後のキャリアビジョンについてお聞かせください! - 西野:
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まずは、現在マネジメントしている採用広報グループとエンジニア採用グループの基盤を安定させたいです。
その後は、その時々に自分が課題だと思う領域の解決や興味のある領域に挑み続けられるキャリアでありたいと思っています。WHIでの多様な経験とチャレンジを通して、就職活動の時に目指していた「自分主体で生きていける人間」「成長できる環境で自らの選択肢を持てるようになる」 という理想像に少しずつ近づけている実感があります。
6.おわりに
さて、今回の西野さんへのインタビューはいかがでしたか?
もともとマネジメントのキャリアを目指していなかったということですが、自分なりに課題意識をもって行動し続けることで様々な機会に恵まれて、結果的に今はマネジメントに挑戦されています。
この記事を読んでいる方の中には、キャリアをちゃんと逆算しないといけないというように考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、西野さんのような形で目の前の課題に注力することで拓けるキャリアもあると知っていただけると嬉しいです。
もし、西野さんのように「成長できる環境で自らの選択肢を増やしたい」と考えている方がいれば、ぜひ目の前の課題に主体的に取り組み、新しいチャレンジに積極的に手を挙げてみてください!
この記事が、皆さんのキャリアを考える上でのヒントや気付きになれば幸いです。