念願だった AI活用の開発担当に。壁にぶつかりながらも成長を続ける、若手エンジニアの挑戦。
2025.12.16「WEBアプリの開発を通して、ワクワクする体験を開発できるエンジニアになりたい」と語るのは、2024年にWorks Human Intelligence(以下、WHI)へ新卒入社した新海功貴さんです。
本記事では、成長を続ける新海さんの挑戦についてお聞きしました。
新海 功貴|Shinkai Koki
2024年新卒入社。生成AI機能の開発を行うNext GenAI Research Grp.へ配属。
社内生成AIの「WeiseHub」開発を経て、現在は、人事問い合わせに生成AIが回答する「WeiseDesk」の開発を担当している。
WHIとの出会いと、入社の決め手
WHIとの出会いは、エンジニアを目指す就活生イベントでした。お客様の業務を徹底的に分析したうえで機能を開発する“WHIの開発姿勢”に共感し、サマーインターンシップへの参加を決めました。
実際にインターンシップを通して、WHIの開発姿勢にさらに共感したこと、そして「WEBアプリを作って、利用する人の生活を便利にしたい」という想いを、WHIの提供する統合人事システム「COMPANY」を通して実現できると思い、入社を決めました。
念願だったAIを活用した開発担当に
入社後は、社内生成AIを活用した開発を行うグループに配属されました。「AIに関わる開発がしたい」という希望を実現できるのはずっと後だろうと思っていたので、こんなに早くからAIに触れられること、さらに開発をリードできるグループに入れたことは嬉しい誤算でした。
現在は、2025年6月にリリースした、社内の人事問い合わせに生成AIが自動回答するサービス「WeiseDesk」の開発を担当しています。人事部門は、年末調整のやり方、勤怠への質問など、社員からの様々な質問に回答しています。そういった問い合わせ回答の負担を軽減するのが、この「WeiseDesk」です。
「WeiseDesk」の問い合わせ画面と回答
現場配属からわずか10か月ー大きな挑戦とぶつかった壁
現場配属から10か月が経った今年の5月、「WeiseDesk」にダッシュボード機能を追加するプロジェクトの主担当に手挙げしました。従来の「WeiseDesk」では、生成AIが回答した1週間の問い合わせ件数や、回答精度のデータをグラフで可視化するために、人事担当者が手動でログを取得して、エクセルにまとめる必要がありました。この手間を解消し、データをすぐにグラフで可視化できるようにしたのが、このダッシュボード機能です。
プロジェクトは、機能を使う人事担当者、UI/UXデザイナーなど多くの関係者と議論し、意見を調整するところからスタートしました。立場が違うのはもちろん、入社2年目の私が、自分より上の年次の方たちを巻き込みながらプロジェクトを進めるのは大変でした。
特に難しかったのが、多くの意見を聞いたうえで、機能の優先度を決める作業です。すべての要望に沿った機能を開発したいと思う中、実現できないものがあることに辛さを感じました。
ダッシュボード機能は、社内で注目度の高い開発案件で、プロジェクトが遅れることはできないため、心理的なプレッシャーも大きかったです。そんな状況で、上司やトレーナーの先輩がスケジュール管理やタスク分解、実装のレビューなどを全面的にサポートしてくれました。周りの助けがなければ、絶対にリリースに間に合わせることはできなかったと思います。
また、ファーストユーザーであるWHIの人事担当者と週次で話をする中で、ダッシュボード機能が不可欠なものであると確信できたことも、やり遂げることができた理由の一つだと思います。10月にトライアル利用を開始し、現在はお客様数社でご活用いただいています。
「WeiseDesk」のダッシュボード機能
このプロジェクトを通して、ユーザーにとって本当に必要なものをヒアリングして、実装することの大切さを改めて実感しました。自分が開発したものが誰かに使われ、「楽になった」「便利になった」という声を聞いたり「ありがとう」と言われると、やりがいを感じます。
できることを増やしながら、活躍できる場所を見つけたい
入社前は、社会人は指示されたことをやらなければいけないと思っていました。自分の意思を反映して主体的に仕事を進められるのは当分先なのかな、と。こんなに早く主体的に仕事ができることに驚きました。
WHIの良さは、「どうやったらよくなるか」を考える向上心がある人が多いところだと思います。同期や先輩には、AWS認定資格取得に積極的に挑戦している人がたくさんいます。データ分析のコンペに参加している先輩や、Qiitaでの発信を頑張っている後輩もいて、周囲の人から刺激をもらいながら、自分も新しい資格に挑戦したり、技術を勉強しています。スキルアップにつながる行動を毎日少しずつでも重ねて、できることを増やしながら、自分が活躍できる場所を見つけたいです。
いずれは、ワクワクする体験を開発できるエンジニアになりたい
「WEBアプリケーションを開発して、利用する人たちの生活を便利にしたい」という想いから、WHIへの入社を決めました。現在関わっている生成AIの領域は、そういったチャンスがたくさんある領域です。将来的には、WEBアプリの開発を通して、ユーザーが「こんなことまでできるようになるんだ」とワクワクする、想像を超えるような体験を開発できるエンジニアになりたいです。