社員を知る

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中途でも存分にチャレンジできる環境。
最初のチャレンジはWHIの国際会計基準(IFRS)の導入。

2020年入社

経理

E.O.

入社の経緯を教えてください

就活生当時の私は、「これから約40年間会社勤めをするならば、書類と格闘するだけでなく、何かかたちに残る仕事がしたい」と考えました。それを大きなスケールで実現できる不動産業界に絞り、勢いのあった新興企業へ入社しました。ところが、配属は人事部。急拡大を図る中で、「学生の感覚に近い」ということで新卒採用担当になり、3年ほど務めました。


その後、アメリカで発生したサブプライムローン問題の余波が押し寄せ、リーマンショックの直前に会社が倒産。その時私は自分がいかに会社の仕組みを知らなかったかを痛感したんです。「直前期の決算で過去最高益を達成し、好調に見えていた会社がなぜ倒産したのか」を知りたいと思い、そのカギである会計に興味を抱くようになったのです。そこで税理士事務所に就職し、そこから経理パーソンとしてのキャリアをスタートさせました。


税理士事務所での仕事は、中小零細企業の取引資料をいただき、それを会計データ化していくものだったのですが、会社の動きが丸裸になっていくプロセスにおもしろいように引き込まれていきました。それが高じて、次第に経理事務の支援のみならず、財務の状態に応じてお客様の経営全般の課題や悩みを解決していく仕事に醍醐味を覚えました。その際、単純に論理だけではダメで、感情に訴える重要性も知れたのは良い経験だと思っています。


ここで9年間ほどお世話になり、重要な仕事は一通り自分で判断して進められるようになったため、新たな挑戦をしたくなりました。そのような中で巡り会った弊社は、まさに第二創業期。企業がステージを上がろうとする瞬間に当事者として立ち会い、その成長に貢献したいと思い、入社を決めました。

仕事内容とそのやりがいを教えてください

入社後まもなく、国際会計基準(以下、「IFRS」)導入のプロジェクトメンバーとしてアサインされました。そこでは様々な会計論点の整理を行い、月次での経営管理をIFRSに則って行えるようにするための基盤作りに従事しました。


このIFRS導入は、多くのCOMPANYユーザーもグローバル化する中で、私たちがリーディングカンパニーであり続けるためには必要不可欠なものでした。同時に経理パーソンとしても、願ってもいない希有な経験値となるため、大きな意義を持って取り組みました。百戦錬磨のアドバイザリーたちと渡り合うべく、個人的にも分厚い専門書で勉強し、理解を深めていったことは貴重な糧となりました。


そして2021年、無事にIFRSでの月次決算を実現でき、年末には初のIFRSでの決算に至りました。特に、月次連結決算をグループ全体でIFRSに則り管理できたのは、入社以来1年近くかけて取り組んだことが結実した瞬間で、非常に達成感がありました。


現在は、IFRSでグループ会社の連結財務諸表の作成を担当するチームをマネージャーとして率いています。月次でB/S・P/Lを作っている会社は珍しくありませんが、弊社はキャッシュ・フロー計算書まで月次で管理できており、その分リアルタイムの経営判断に貢献できている実感がやりがいへとつながっています。

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これまで最も印象的だった経験を教えてください

願っていた通り、入社以来絶え間なく新しい挑戦をすることができています。そして、それらの仕事すべてが自分の血肉になっていっている実感があります。入社して2年弱で、まるで別人だと思えるくらいのスキルセットになったと言えるほどです。


IFRS導入から、会計基準差異対応、監査対応、月次でのIFRSベースの連結決算管理、連結CF計算書の月次管理まで、すべて未経験の領域でしたが、これらに横断的に携わることができたのは、WHI ならではだと思っています。


もちろん、すべてがスムーズだったわけではありません。たとえば、初年度の決算では、監査人と見解が一致しない点がありました。そして、ディスカッションを重ねた結果、取締役会提出前に、決算数値の修正が必要になるなどの困難がありました。初年度だからこそ慎重に進めていたつもりではありましたが、それでもこうした事態が起こりうるということを学ぶことができました。
この経験がターニングポイントとなり、先々起こりうる決算手続きを想定し、論点になる箇所を予測することを強く意識するようになりました。 2021年の6月から、月次管理が本格化したのですが、社内での会話が、従来の日本基準ベースではなく、IFRSベースが共通言語になっていく様子が、まさに「ステージを上がった」実感につながったことも印象的でした。

今後挑戦したいことを教えてください

WHIのバックオフィス部隊の特徴を一言で言うと、特定の分野の専門性を有する人が多いということ。裏を返せば、ジェネラルな横の広がりが弱いとも感じたので、私はそこを広げるともっと良くなると感じました。そこで、私が試験的に始めたのが月次の経理の勉強会です。


市販のテキストは帯に短し襷に長しだったので、教材作りから全部やっています。会社経営を理解し、俯瞰する上で、会計は最適なツールの一つです。まずは、自グループ内から始めていますが、この輪をもっと広げ、会計スキルを底上げしていきたいと考えています。


弊社のことを経理パーソンとして客観的に見ても、弊社の成長性は高いと感じます。成長していく中で新たに挑戦する課題が出てくるので、その舞台の当事者として活躍し、さらなる高いステージに導く貢献をしたいと思います。


そこでポイントになるのはやはり「人」。しかし、「人を大切にする」というテーマを掲げながら、誰から見ても成功している会社はそうは多くはありません。私たちは、人事システムを提供している以上、どこの誰よりも、「人」を大切にしなければいけないと考えています。


私は会計を通じて、社員一人ひとりが人生の主人公であり、その人生をより素晴らしいものにできる会社づくりに貢献していきます。その結果、社員が大切なものを尊重し、充実した人生を実現させ、会社の成長に貢献できる、そんなwin-winの関係が築けると信じています。

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WHIで働く魅力を教えてください

WHIは、自分の希望する働き方を選択できる会社です。プライベートに比重を置いている社員、会社での自己成長・挑戦を求める社員、色々いますが、自分が望むライフスタイルを自ら追求できるのです。


WHIは役職の有無・年齢の上下など関係なく、お互い「さん」づけで呼び合う風通しの良さもあります。こうしたフラットな関係性があるからこそ、意見やアイディアを力関係ではなく、正しさなり論理なりで判断できる文化が育まれているのだと感じています。


実際に、中途入社の社員であっても、自分のやる気や希望次第で新たな仕事に挑戦できます。通常、中途で入社した社員に、すぐに未経験領域を任せることはほぼないと思います。しかしWHIは会社経営の根幹に関わる、IFRS導入・監査対応・連結での月次決算管理といったチャレンジをさせてくれました。